矢崎 葉子

定価: ¥ 690
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発売日: 2002-01
発売元: 新潮社
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『ジャニーズ輪廻論』『タイ式』など、独特の切り口を持つ軽妙なノンフィクション作品で知られる著者が、自らの不眠体験を俎上に乗せ、安眠を求めて悪戦苦闘する姿を描く。睡眠のメカニズム、心療内科での治療内容、睡眠薬の効用と注意点から自律訓練法や民間療法まで、不眠に悩む人が知りたいであろう項目がほぼ網羅されている。 不眠を取り上げた本は少なくない。だがそのほとんどが専門家の立場から書かれた取っ付き難いものであるか、他人事のように「一晩眠れなくても死にはしませんよ」「もっとリラックスしましょうよ」などと精神論を説くものが多く、読者を置きざりにしている感もあった。対して本書は当事者によって書かれただけあって、かゆいところに手が届いている。例えば「心療内科へ行こう」の章では病院の探し方、選び方から始まり、医師との接し方、薬との付き合い方に至るまで説明されていて、初心者の不安を解消してくれるのだ。 本書のもうひとつの長所は、重いテーマを扱いながらも軽い読み物として成立している点だ。読者は著者と不眠の悩みをわかちあい、一緒に病院の予約をとり、門をくぐる。待合室でどきどきしながら名前を呼ばれるのを待ち、医師に病状を告げる。あたかも著者のちょっとした冒険に付き合うような気分で読み進めて行くことができる。読み物として楽しめマニュアルとして役に立つ、新しいタイプの病気治療ドキュメンタリーである。(工藤 渉)
不眠解消にはならないと思いますが、
ジャケ買い(本の場合そう言わないの?)してしまいました。
わたしが不眠症初級者だった頃、ぼろぼろになるまで何度も読みました。
不眠のせいで鬱っぽかったのか、鬱っぽいから不眠だったのか。
トイレで読み、泣きながら読み、ベッドで読み、それが自虐的行為なのか、
同胞にすがる思いだったのかは、自分でもよくわかりません。
不眠症の方に勧めてよいものかどうか、専門家ではないのでなんとも言えませんが、
色々なタイプの不眠症があるということ、薬の使い方を間違えると、
凄まじいことになる、という参考書にはなるでしょう。
薬の一覧表が載っていますが、薬は年々変わりますし、
全部が載っているわけではないので、あまり参考にならないと思います。
著者の近況を含め、続編が出たらいいなと思っています。
苦しんでいる人の気持ちに沿う不眠解消本
知人に勧められて読んでみたところ、著者の経験談ということもあって、不眠で苦しんでいる我々に対して本当にやさしい気持ちがあふれている本でした。有名な学者の不眠解消本より数倍も真実味と説得力が感じられると同時に、不眠で苦しむ人々を楽な気持ちにさせるこの著者独特のユーモアも満載で、そこがまた救いになりました。面白すぎてつい夜明かしして呼んでしまいましたけどね。この作家の本は深刻なテーマをさらっと読ませてしまう不思議な魅力があります。不眠2を書いてほしいです。
不眠の人にもそうでない人にもお勧めです。
最近不眠で悩んでいる母のために買いました。不眠には縁のない私も読み物として興味深く面白く読めました。肝心の母はこの本が面白くて朝まで読んでしまって、やっぱり不眠だったと笑ってました。不眠を深刻に考えている人はぜひ読んでみてください。不眠は自分だけじゃないってことがわかり気持ちが軽くなる本です。気持ちが軽くなることで癒され、ぐっすり眠れることと思います。
